秋の紫外線は意外と怖い! どんな対策が必要なの?
夏は紫外線が強く、入念なUVケアが欠かせませんよね。では、秋の紫外線の危険度はどれくらいなのでしょうか? 紫外線ダメージをできる限り蓄積しないために、秋の紫外線の怖さや、この時期に必要な対策方法をチェックしてみましょう。
秋も紫外線対策が必要! その理由とは
秋は顔に日光が当たりやすい
秋の紫外線量は、夏の70~40%だといわれています。しかし、この数値に惑わされてはいけません。
1日のうちでもっとも紫外線量が多くなる時間帯は正午頃ですが、その間、夏は真上から紫外線が降り注ぎます。対して秋は、太陽の位置が傾くため、斜めから日光が当たります。その分、顔に多くの紫外線が降り注ぐため、顔の日焼けリスクは高くなるのです。
秋は屋外で過ごす時間が長い
秋は気温が下がって、屋外で過ごしやすくなりますよね。実はこれも、秋の紫外線ダメージを受けやすい一因です。暑さが和らぐと長時間屋外で過ごすようになり、夏よりも多くの紫外線を浴びてしまいます。
秋の乾燥が紫外線ダメージを助長する
秋に入ると湿度が低下する影響で、肌が乾燥しやすくなります。それにともなって肌のバリア機能が衰えるため、秋は紫外線ダメージをより受けやすい状態といえるでしょう。油断していると、夏よりも多くのダメージを蓄積してしまうことになります。
秋に取り入れるべき紫外線対策方法
肌に優しい日焼け止めを使用する
日焼け止めは夏に使うもの、とイメージされている方も多いかもしれませんね。しかし紫外線は1年中降り注いでいますから、日焼け止めも1年中必要です。
しかし、湿度が低下する秋以降は、SPFやPAが高い日焼け止めだと肌が乾燥する恐れがあります。日常生活の範囲であれば、SPF20~30・PA++~+++程度のもので十分です。朝のスキンケア後に塗り、その後は2~3時間おきに塗り直しましょう。
サングラスを取り入れて
秋は紫外線が顔に向かって降り注いでいますから、目へのダメージが心配です。目から紫外線が入ると眼病を招くだけでなく、メラノサイトが活性化してメラニンが増える原因にもなります。眼病やシミなどをしっかり防ぐために、屋外に出るときはなるべくUVカット機能を備えたサングラスを着用しましょう。
保湿ケアを重視
すでにお伝えしたように、肌が乾燥していると紫外線ダメージを受けやすくなります。夏、さっぱり系のスキンケアを続けていた人も、秋に入ったら高保湿タイプの化粧品を使って肌の乾燥を防ぎましょう。日焼け止めを塗るときも、事前に保湿をしておくことをおすすめします。
曇りの日や屋内でも要注意
紫外線には、肌の表皮にダメージを与えるUVBと、肌の真皮にまでダメージを与えるUVAがあります。このうち、UVAは透過性が高く、雲や窓を通り抜ける性質をもっているため、曇りの日や屋内でも注意が必要です。
曇りの日は涼しくて油断しがちですが、UVAは肌の弾力の低下を引き起こし、シワやたるみの原因になりますから、常に対策を練るようにしましょう。
ちなみにUVAの日焼け止め効果は、PAで表されます。日常生活内ではPA++~+++、レジャーシーンではPA++++の日焼け止めがおすすめです。
以上のように、秋でも万全な紫外線対策が必要です。シミやたるみなどが現れてから後悔しないために、徹底したUVケアを心がけていきたいですね。