ジメジメ&暑さが原因? 梅雨に悩まされる「毛穴の開き」の対策法
梅雨に入ると湿度と気温が高くなり、蒸し暑くなります。
この時期は毛穴の開きなどの肌トラブルに悩まされる人も少なくありません。
その原因と対策方法を知っておきましょう。
梅雨の毛穴の開きの原因とは?
一般的に、肌にとって最適な湿度は55~60%と言われています。
しかし、6月から7月にかけて梅雨と呼ばれる時期の平均湿度は約80%にもなります。肌に最適な湿度に比べてかなり高い湿度であることが分かりますね。
また、この時期はぐんぐん気温が上がっていく時期でもあるので、湿気と合わさり蒸し暑いジメジメとした気候が続きます。
そのため梅雨の時期は汗をかきやすくなります。
汗をかいたときは同時に皮脂も分泌されるため、湿度が高いと肌の汗が蒸発しにくく、余分な皮脂が皮膚に残りやすくなってしまいます。
この余分な皮脂が毛穴を広げ、肌のべたつきやテカりの原因になってしまうのです。
蒸し暑い時期はエアコンが効いている環境で過ごすことも多く、汗が乾くと同時に肌に含まれる水分も蒸発してしまいます。
このため肌の表面は余分な皮脂でべたついているのに、内部は乾燥している……という場合が多いのです。
肌の内部が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されてしまうため、毛穴が広がる原因になります。
毛穴の開きに効く! 梅雨の毛穴ケア方法とは
保湿をていねいに行う
湿度が高い時期は肌がべたつきがちですが、肌の内部が乾燥していることが多いものです。
肌の乾燥は肌が持つバリア機能を壊し、過剰な皮脂分泌の原因となりますので、まずはていねいに保湿をしましょう。
肌の水分バランスが整えばバリア機能も正常化し、過剰な皮脂の分泌を防ぐことができます。
また、保湿することで肌にハリが生まれ、毛穴の開きが目立ちにくくなります。
皮脂を取り過ぎない
適度な量の皮脂は肌の乾燥を防ぐ効果もあります。
皮脂のべたつきが気になるからといって、1日に何度も洗顔をしたり、あぶら取り紙で皮脂を取り過ぎると、乾燥した肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まって開く原因になってしまいます。
たっぷり睡眠をとる
肌は入眠3~4時間後、かつ夜22時から3時ごろの睡眠中に分泌される「成長ホルモン」の作用によって、ターンオーバー(新陳代謝)が行われます。これにより古い皮膚が新しい皮膚へと作り替えられていきます。
睡眠不足によりターンオーバーがうまく行われないと、古い皮膚が新しい細胞に入れ替わることなく長期間皮膚へ残ってしまいます。
その結果、肌のバリア機能が低下し、乾燥や過剰な皮脂によるテカり、毛穴の開きなどのトラブルを引き起こすのです。
梅雨の時期は特に早めに寝るよう、睡眠習慣を見直すことが大切です。
毛穴の開きにさようなら! 梅雨でも正しい対策法で前向きな気分に
今回ご紹介した対策の他に、洗顔後に冷水や冷やしたタオルで顔を冷やし、毛穴を引き締めるのも効果的です。
継続してケアを行うことで肌の調子が整い、毛穴の開きの他にニキビなどの肌トラブル対策にもなります。
蒸し暑く、ジメジメして不快な梅雨は肌トラブルの多い時期ですが、肌の調子が良くなると気分も前向きになれそうですね。