洗顔後に白い角栓が現れるのはなぜ? 角栓ができる原因と対処方法とは
洗顔後、念入りに汚れを落としたのに小鼻から白くて細い物体が出てきたことはありませんか?
実は、その白い汚れの正体は毛穴から出てきた角栓です。
角栓というと白~黄色がかった固めのかたまりをイメージしがちですが、なぜ洗顔後に毛穴から出てくるのでしょうか?
今回は、洗顔後に角栓が出てくる理由と対策方法をご紹介していきます。
誰にでもある? 白い角栓ができる原因
そもそも角栓は、古い角質に皮脂や汚れが混じり合ってできたもの。
つまり、何らかの理由で古い角質が肌に残っていると、角栓ができやすくなるのです。
古い角質が残る原因の1つに、肌のターンオーバーの低下が挙げられます。
本来、ターンオーバーが正しく機能していれば、古い角質は洗顔などで剥がれ落ちていきます。
しかし、ターンオーバーが乱れていると肌の生まれ変わりが上手くできず、古い角質が残ってしまうのです。
なお、ターンオーバーの乱れを引き起こすのは、乾燥、睡眠不足、血行不良、間違ったスキンケアなど。
普段の保湿が不十分な人、食生活が乱れている人、夜更かししがちな人などは、おのずと角栓もできやすいと言えるでしょう。
なぜ洗顔後に出てくるの?
洗顔後に角栓が白くなって現れるのは、角栓が水分を吸収してふやけているためです。
肌の水分量が増えることで現れるので、洗顔後だけでなく、汗をかいた時、入浴中などにも現れることがあります。
しかし目に見える形で現れたからと言って、角栓はムリに押し出したり掘り出すのはNGです。
取り除こうとして爪で引っ掻いたりゴシゴシこすったりすると、肌を傷つけて炎症などのトラブルを引き起こしてしまいます。
角栓が気になる場合は、以下のような方法で優しく対処するようにしましょう。
・ホットタオルを当ててから洗顔する
洗顔前にホットタオルを当てると、毛穴が開くとともに角栓が柔らかくなります。
その状態で優しく洗顔すれば、角栓が比較的取れやすくなるのです。
なお、洗顔時は肌に直接触れず、洗顔料の泡だけをくるくると動かして刺激を与えないようにしましょう。
・ピーリングや酵素洗顔をする
ターンオーバーの乱れが進行して角栓が硬くなっていると、洗顔だけでは十分に取り除けません。
その場合は、ピーリングジェルや酵素入り洗顔料を使って角栓を落としましょう。
どちらもタンパク質を柔らかくする作用があるので、タンパク質でできた角栓ともなじみやすく、落としやすくなりますよ。
ただし頻繁に使用すると、必要な角質まで落としてしまうので注意が必要です。
ピーリングも酵素洗顔も商品の注意書きをよく読み、正しい頻度と方法で使用しましょう。
角栓は、正しいスキンケアや生活習慣を心がけていれば、自然と改善されていきます。
今回ご紹介したケア方法を実践しつつ、十分な保湿や睡眠なども取り入れて、根本的改善を目指していきましょう。