美肌コラム|美肌ドクター

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肌に必要なのは「保水ケア」!? 保湿の前に意識すべき3つのケア方法

肌に必要なのは「保水ケア」!? 保湿の前に意識すべき3つのケア方法

「スキンケアでは化粧水のあとの乳液に重点をおいている」
「肌の乾燥が気になるから、美容クリームやオイルで油分をたっぷりと与える」
このように、肌の乾燥に悩む女性は多いもの。

とくに年齢を重ねるごとに肌の油分が減って乾燥が進むため、油分を補うケアに注目しがちです。
しかし、肌のうるおいを保つためには油分を与える保湿ケアだけでなく、肌の水分量を上げる「保水ケア」にも注目が必要です。
保水ケアとはどのようなものなのか、具体的な方法とあわせてご紹介いたします。

保湿ケアの前の「保水ケア」が重要!

一般的に知られる「保湿ケア」は、肌がうるおった状態を保つケア方法のことをいいます。
乳液やクリーム、オイルなどの油分を含む化粧品で肌のうるおいを維持するものです。

そして、その保湿ケアの前に行うのが「保水ケア」です。
これは、肌に水分を補うためのケア方法のことで、主に化粧水などを使用して肌の水分量を上げ。うるおいを保つことを指します。
たとえば、カラカラに乾いた肌に油分を与えても、それだけではうるおいを取り戻せませんよね。
それどころか、表面はベタつくのに、内部は乾いたインナードライ肌になってしまいます。

このような状態を防ぐために重要になるのは、保湿ケアの前に保水ケアをすること。
水分と油分のバランスが取れたときに初めて、健やかでうるおった肌になるのです。
では、具体的な保水ケアの方法を見ていきましょう。

保湿ケアの前に意識しよう! 保水ケアの具体的な方法

保湿ケアの前に意識しよう! 保水ケアの具体的な方法

・保水力の高い化粧品を使う

保水ケアといっても、ただの水を与えただけでは肌はすぐに乾燥してしまいます。
重要なのは、セラミドやヒアルロン酸など、保水力に優れた成分を肌に与えること。
これらの成分が含まれた化粧品は肌になじみやすく、保水ケアを効率的にしてくれます。
化粧水を選ぶときは成分にもしっかりと着目し、肌になじませるときにはやさしくハンドプレスを取り入れることも大切です。

・肌を洗いすぎない

肌の洗浄と保水ケアには一見何の関係性もないように思えますよね。
しかし、肌を洗いすぎると、水分を保つための皮脂やセラミドなどの細胞間脂質などが流出し、肌本来の保水力が低下してしまいます。
そのため、肌の水分量を保つためには、肌を洗いすぎないことが大切です。
洗顔は多くても1日2回までに留め、ゴシゴシと強く洗ったり長時間洗うのではなく、短時間で優しく洗うようにしましょう。

・ローションパックをする

肌に水分を浸透させるには、ローションパックも有効です。
セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧水をコットンに含ませたら、2~3分ほど顔に貼ってパックしましょう。
肌の水分量がアップし、その後に使う美容液の肌なじみもアップします。
また、市販のシートパックを使用するのもおすすめです。
ただし長時間パックをするとかえって肌が乾燥する可能性があるので、ローションパックは3分以内に留め、市販のパックは商品説明に記載されている時間通りに使いましょう。

保湿ケアという言葉がよく聞かれることから、つい保水ケアは見落としがちですが、健やかな肌をキープするためには水分をしっかりと与えてあげることが重要になります。
水分と油分のバランスが取れた理想的な肌に整えるために、これからは保水ケアも重視していきましょう。

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