美肌コラム|美肌ドクター

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加齢とともに敏感肌になる原因&改善のために必要なスキンケア3つ

加齢とともに敏感肌になる原因&改善のために必要なスキンケア3つ

年を重ねるとともに体や肌の状態が変わっていくのは当然ともいえますが、人によっては肌質までもが変化し、敏感肌になってしまうこともあります。
若い頃に比べると肌が荒れやすくなったり、かゆみやヒリつきを感じやすくなったという方も多いでしょう。

では、なぜ年を重ねるにつれて敏感肌になってしまうのか、改善するためのケア方法とあわせてご紹介いたします。

加齢にともなう敏感肌の原因とは

加齢とともに敏感肌になるのは、セラミド不足が主な原因だといわれています。
セラミドは角質層に存在する細胞間脂質の1つで、水分を蓄えてうるおいを保ち、外部刺激から肌細胞を守るという大きな役割があります。
しかし、そのセラミドの量は加齢とともに減っていくもの。

個人差はありますが、20歳頃の肌のセラミド量と比較すると、40代でおよそ半分にまで減少し、さらに年を重ねることで少なくなってしまうのです。
その結果、肌が乾燥してバリア機能が不十分になり、ちょっとした刺激にも過剰に反応する敏感肌になってしまいます。

加齢敏感肌の症状

加齢敏感肌になると、敏感肌特有の症状にあわせて、老化現象にも悩まされやすくなります。
敏感肌の症状と老化現象の主な症状は以下の通りです。

≪敏感肌の症状≫
・乾燥する部分に湿疹が出る
・かゆみがある
・化粧品にかぶれやすい
・すぐに赤くなる
・髪や衣類の刺激を感じやすい
・季節の変わり目に肌の調子が悪くなる

≪老化の悩み≫
・肌の弾力がなくなる
・シワができる
・肌がたるむ
・毛穴が縦に伸びる

上記のような複雑な肌悩みを解消するためには、敏感肌にも年齢肌にも対応できるスキンケアが必要になります。
では次に、具体的なケア方法を見ていきましょう。

加齢敏感肌を改善するためのスキンケア方法

加齢敏感肌を改善するためのスキンケア方法

・セラミド配合の化粧品を使う
セラミド配合の化粧品を使うことで、肌のバリア機能を回復させ、加齢敏感肌特有のトラブルを防ぐことができます。
セラミドの配合量は化粧品の種類によって異なるため、成分表などをよく見て、高品質・高配合の化粧品を使うようにしましょう。

・クレンジング剤の種類を見直す
オイルやリキッドタイプのクレンジング剤は洗浄力が強く、肌を乾燥させてバリア機能の低下を招きます。
肌のうるおいを守るためにも、できるだけ洗浄力がマイルドなクリームやジェルタイプのクレンジング剤を使用するのがおすすめです。

・肌をこすらない
化粧水や乳液などのスキンケアアイテムを肌につけるときには、肌を強くこすったり叩き込んだりしないように気を付けましょう。
肌を強くこすると角質層が剥がれて水分が蒸発しやすくなり、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
スキンケアを行うときには、優しいハンドプレスで少しずつ丁寧につけることを心掛けましょう。

年を重ねるとシワやたるみが気になってくるものですが、それに加えて敏感肌になると赤みやヒリつきなどの症状までもが生じてしまいます。
敏感になってしまった肌を労わるためにも、今回ご紹介したような優しいスキンケアを取り入れて、加齢敏感肌の悩みを少しずつ改善していきましょう。

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