美肌コラム|美肌ドクター

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フェイスもボディも! 乾燥肌のかゆみ対策

フェイスもボディも! 乾燥肌のかゆみ対策

乾燥肌はさまざまなトラブルの原因となりますが、中でもとくにつらく感じるのが「かゆみ」ではないでしょうか。
強いかゆみが我慢できずにボリボリと掻いてしまうと、そのときにはかゆみや気持ちは収まるものの、少し時間が経つとかゆみが再発したり、傷跡になってしまうこともあります

ひどいときには出血をし、痛みに変わってしまうこともあるほど。
そんなつらい肌のかゆみを防ぐためには、根本的な原因となっている乾燥肌を改善することが大切です。
そこで今回は、フェイス編とボディ編に分けてそれぞれの乾燥対策についてご紹介いたします。

そもそも「乾燥」はなぜ起きる?「かゆみ」の原因とは?

水分や油分が不足し、カサカサ状態の乾燥肌。とくに秋から冬になると症状が悪化するという方も多いですが、この乾燥肌の原因は毛穴から分泌される皮脂や、肌の角質層に存在する保湿効果のあるセラミドが不足することにあります。
皮脂やセラミドが減少すると肌のバリア機能が低下して、少しの外部刺激にも過敏に反応するようになり、かゆみを感じてしまうのです。

また、通常の健やかな肌は弱酸性に保たれているのに対し、乾燥している肌はアルカリ性寄りになってしまうというのも、かゆみの原因だといわれています。
肌のつらいかゆみを防ぐためには、皮脂やセラミドを補うような保湿ケアで肌バリアの機能を向上させることと、肌の弱酸性とアルカリ性のバランスを整えるためのスキンケアや生活習慣の改善などが大切です。

【フェイス編】肌のかゆみ対策

顔の乾燥を改善してかゆみ対策をするためには、優しい洗顔と念入りな保湿ケアが欠かせません。
洗顔をするときにはしっかりと洗顔料の泡を立てて、肌を摩擦しないように優しく丁寧に行いましょう。
泡を潰さないように意識しながら、肌を優しく包み込むように洗顔するのがポイントです。

また、とくに乾燥が気になる目元や口元などは泡をのせるだけでもOK。洗い流すときには熱いお湯ではなく、人肌程度のぬるま湯を両手ですくい、肌に当てるように流しましょう。
洗顔が終わったら保湿ケアにうつりますが、肌を叩くような強いパッティングやゴシゴシと
擦るような塗り方はNGです。化粧水を少しずつ手に取り、ハンドプレスを行いながら肌へと浸透させていきましょう。
そのあとは美容液や保湿クリームなどを重ね付けして、さらに肌へのうるおいを与えます。
乾燥がひどい場合には、美容オイルなどをプラスして油分を与えてあげるのがおすすめです。

【ボディ編】肌のかゆみ対策

【ボディ編】肌のかゆみ対策

体の乾燥対策も、基本的には顔と同じです。
お風呂などで体を洗うときには優しく力を入れずに行いましょう。

ナイロンタオルやブラシなど硬いもので肌を擦るのはNG。泡立てネットなどでボディソープを泡立て、手を使って洗っていきます。
背中などの手が届かない部位には柔らかいタオルなどを使用しましょう。
お風呂から上がる際に体を拭くときには、タオルを押し当てながら水分を吸収させるイメージで行うことが大切です。
水分を優しく拭き取ったら、なるべく早くボディクリームやオイルをすみずみまで塗って、乾燥から肌を守りましょう。

顔にも体にもいえることですが、乾燥肌を改善して肌のバリア機能を向上させるためにはスキンケアだけでなく、バランスの良い食事や質の良い睡眠なども大切です。
日頃の生活習慣にも目を向けて、つらいかゆみから解放されましょう。

 - スキンケア