【美肌講座】朝と夜、スキンケアにかける時間はどれくらいがベスト？
トラブルのない健やかな肌を保つためには、毎日丁寧なスキンケアを行うことが大切です。では実際のところ、朝と晩のスキンケアには、どれくらいの時間をかければ良いのでしょうか？ 普段から丁寧なスキンケアを心がけている方でも、具体的にどれくらいの時間がベストなのか、くわしく知っている方は少ないはずです。
また、朝と夜ではスキンケアの内容が異なりますから、当然、かける時間にも差が現れます。今回は美しい肌を保つためのヒントとして、スキンケアにかける理想的な時間を導き出してみましょう。
朝のスキンケアにかける時間は「10分前後」がベスト
朝の洗顔は1分以内でOK
朝の顔はそれほど汚れていませんから、念入りな洗顔は必要ありません。
しっかり泡立てた洗顔料を肌に乗せたら、ぬるま湯でサッと流す程度で良いでしょう。
かける時間はトータル1分ほどでOKです。ただし、肌をこすらずに優しく洗うことは忘れないでくださいね。
なお、「朝の洗顔はぬるま湯だけで十分」という方もいるかもしれませんが、寝ている間には汗や皮脂が分泌されています。
極度の乾燥肌でない限り、できるだけ洗顔料を使って洗うことをおすすめします。
朝の保湿ケアは5～8分程度
洗顔を終えたら、化粧水や美容液、クリームなどを使って保湿をしましょう。
化粧水をつける時間は1～2分程度。手のひらで顔全体になじませ、乾燥が気になる部分にはもう一度重ね塗りをします。
そして美容液やクリームを塗る前には、1分ほど待つことがポイントです。
化粧水が浸透してから次のプロセスに進むことで、化粧品のなじみがよくなり、それぞれの効果を最大限に引き出すことができます。
美容液やクリームも1～2分ほどかけながら顔全体になじませて、スキンケア完了です。保湿ケアの全行程は5～8分程度がベストでしょう。
洗顔と合わせて10分前後で終えるようにすれば忙しい朝でも安心ですね。
夜のスキンケアにかける時間は「15分前後」が理想
クレンジングには時間をかけすぎない
メイクをする女性の場合、夜のスキンケアはまず、クレンジングから始まります。
クレンジングは肌を傷つけないために丁寧に行う必要がありますが、時間をかけすぎるのはあまり良くありません。
なぜならクレンジング剤を肌に長く乗せておくと、肌のうるおいが流出してしまうためです。
頑固なポイントメイクは専用のリムーバーで落とし、その後、顔全体のメイクを肌に優しいクレンジング剤で素早く落としましょう。
ポイントメイク落としは約2分、顔全体のメイク落としはすすぎを含めて約3分で行うことをおすすめします。
夜の保湿ケアは朝よりも丁寧に
クレンジング後の肌は、栄養やうるおいが不足した状態です。
朝の保湿ケアよりも、さらに”与えるケア”を心がけましょう。たとえば化粧水なら、ハンドプレスで2～3度、しっかり重ね付けすることがポイントです。
美容液やクリームも、気になる部分には塗り重ねてくださいね。
それでも乾燥や肌の疲れを感じる場合は、美容液マスクやアイクリームをプラスすると効果的です。
夜の保湿ケアはトータルで8～10分程度が望ましいでしょう。
クレンジングと洗顔を合わせると約15分前後ですべてのケアが終了します。
スキンケアにかける時間も見直してみましょう
肌の調子が悪いと「化粧品が合っていないのかな？」と疑ってしまいますよね。
しかし人によっては、スキンケアにかける時間が間違えていることもあります。
スキンケアにかける時間は、長すぎても短すぎても肌に良くないのです。
毎日のスキンケアの内容と時間を見直して、うるおいに満ちた輝く素肌を取り戻しましょう。