美容も健康も? 咀嚼が女性にもたらす3つのメリット
「よく噛んで食べるとダイエットにつながる」ということは皆さんご存じですよね。
しかし、なぜよく噛んで食べることがダイエットにつながるのかは知らない方も多いのではないでしょうか。
さらに、咀嚼にはダイエットのみならず私たちの美容や健康に役立つ素敵なメリットがたくさんあるのです。
咀嚼が女性にもたらす大きな3つのメリットと効果的な咀嚼方法についてお話しいたします。
咀嚼のメリット1:ダイエット効果
咀嚼のメリットの中でもよく知られている「ダイエット効果」。
そのカギを握るのは満腹中枢です。
食べたものを噛む時、私たちの体の中では満腹中枢が刺激され、「おなかがいっぱいだ」と感じるようになります。
しかし、咀嚼が足りないと満腹中枢が刺激されないため、なかなか満腹感を感じられなくなるのです。
よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぐことができるのです。
咀嚼のメリット2:顎を鍛えて小顔になる
近年はファーストフードや洋食など、歯ごたえの少ないものを好んで食べる人が増加傾向にあります。
私たちの顔には表情筋と呼ばれる筋肉があり、顔の脂肪と肌を内側から支えているため、咀嚼回数が減ると口周りや顎の筋肉が弱ってたるみの原因となるのです。
噛む回数を増やすことは自然と顎周りの筋肉をトレーニングすることにつながり、顔のたるみや脂肪を解消することができます。
咀嚼のメリット3:ホルモンバランスを整える
咀嚼は美容だけでなく健康にも大きな効果をもたらします。
リズムよく繰り返し噛むことで、脳に働きかけてセロトニンというホルモンの分泌を促すことができるのです。
セロトニンはいわゆる「幸せホルモン」と呼ばれるホルモンの一種で、精神の安定や心の安らぎをもたらす役割を持っています。
これが不足すると不眠や免疫力の低下、疲労感などのトラブルに悩まされるようになります。
咀嚼はセロトニンの分泌にも大きな影響を与えるのです。
今日から実践! 健康美人になる咀嚼法
■ 目安は30回
ついついよく噛まずに早食いしてしまうという方は、まず一口につき30回噛むように心がけましょう。
数えるのが面倒な場合は「ありがとうございます」と心で唱えながら噛むことをおすすめします。
10文字なので、3回唱えながら食べれば30回噛んだことになります。
■ 一口ごとにお箸を置く
普通に食事をしているとついついあまり噛まずに飲み込んでしまう、という場合には一口ごとにお箸を置いてみてください。
お箸を持ったままだと落ち着かず、ほかのお皿に手が伸びてしまいがちです。
お箸を置くことによって、落ち着いて噛むことができるのです。
■ 噛みごたえのある食べ物・調理法を選ぶ
食材を調理する際にも工夫が必要です。
玄米やこんにゃく、根菜類などの歯ごたえのあるものを積極的に取り入れるようにしましょう。
さらに、野菜などは「茹でる」「煮る」よりも「蒸す」「炒める」といった調理法のほうが食感を残すことができるのでおすすめです。
生野菜のサラダにすればさらに効果的!
今回は、「咀嚼」の美容・健康効果についてお話いたしました。
「噛む」だけでできるお手軽美容・健康法。
忙しい毎日でも簡単に始められるので、今日からでも始めてみてはいかがでしょうか。