気づいたらシワが増えてる!? 寝相が美容に与える影響とは
眠っている時にどんな体勢をしているのかは、自分ではなかなかわかりにくいものですよね。
無意識のうちに癖になりがちな寝相ですが、実は顔のシワを増やす原因になってしまうことがあるということをご存じでしょうか?
気づかないうちに美容の敵になっているかもしれない、寝相についてお話しします。
うつ伏せ寝は美容にとって最悪の寝相
顔が隠れ、程よく視界が暗くなることによって安心感を得られるうつ伏せ寝。
しかし、うつ伏せ寝は顔全体を圧迫する寝方であるためさまざまなトラブルの原因になるのです。
うつ伏せで眠ることによって顔面が圧迫されると、額や頬、目元などにシワが刻まれたまま固定されることになります。毎日それを繰り返せば少しずつ癖になり、起きても元に戻りにくくなってしまいます。
さらに枕と皮膚が摩擦されることにより、肌荒れや色素沈着の原因にもなってしまうのです。
眠る前に顔に塗布したクリームや美容液なども取れてしまい、スキンケアの効果も半減してしまいます。
美容にとって、うつ伏せ寝は百害あって一利なしの寝相なのです。
横向き寝はたるみを生む
横向きの体勢で眠る人は多いですね。ベッドに入った時から横向きになったほうが落ち着く、という方もいることでしょう。
横向きで眠ると顔の左右どちらかが圧迫されることになります。頬がつぶれてしまうので、ちょうどほうれい線が刻まれる場所にシワが寄ったまま固定されることになります。
目元も片方だけ圧迫されるため、眉間に縦のシワが刻まれる原因にもなってしまうのです。
さらに、上になったほうの頬も重力に逆らえずに垂れ下がってくるため、たるみが生じてしまいます。
そのまま長時間眠っているとどんどんシワは深くなり、じきに立派なほうれい線になってしまいます。
合わない枕での仰向け寝は首のシワの原因に
美容への影響が最も少ない寝相は、仰向け寝です。枕と接触している部分は後頭部だけなため、顔が圧迫されることがなくシワが刻まれる心配はありません。さらにどちらかの頬が押し潰されたりたるんだりする心配もなく、枕と皮膚が摩擦されることもないため肌荒れを防ぐこともできます。
しかし、枕の高さが合わないと首にシワができてしまう可能性があります。
枕が高いと首が前に倒れた状態になるため、横方向にシワが刻まれたり二重あごの状態になってしまったりします。
寝相を正しく保つためには、寝具も大切な役割を持っているのですね。
正しい寝相をキープする3つのポイント
枕は「高さ」と「清潔」が大事
理想の枕というのは、寝た時の姿勢が立っている時と同じ状態になる枕のことです。頭が前傾せず、首がすっと伸びた状態になるような高さの枕を選ぶようにすれば、首にシワが寄らなくなります。
肌荒れを防ぐためには、枕カバーのこまめな洗濯も大切です。
眠る前のストレッチがシワのない肌を作る
体が硬くなっているとリラックスして眠ることができません。縮こまって眠ることになるため自然と横向きなどになってしまい、顔のたるみを招いてしまいます。
眠る前に、肩甲骨を前後に回したり、首を回したりなどの軽いストレッチをして筋肉をほぐしてあげましょう。仰向けの体勢で眠りやすくなりますよ。
寝相にこだわりすぎない
ストレスも体を硬くし、リラックスした眠りを妨げる原因にもなります。あまり寝相を気にしすぎるとストレスを感じ、かえって寝相が悪くなってしまうかもしれません。
また、正しい寝相をキープできたとしても深い眠りが得られなければ美容のためには逆効果です。まずは程よく寝相を意識して眠るよう心がけてみてください。
上質な眠りは美への第一歩です。できる範囲で正しい寝相を身につけて、若々しい肌をキープしましょう!