更年期前後のスキンケアは今まで以上に入念に!
多くの女性を悩ませる更年期。
イライラや体のほてりなど困ったことは多々ありますが、肌の不調もその中の1つです。
更年期に差し掛かるとなぜ肌にまで変化が起きるのでしょうか?
その原因を知ると、更年期前後の肌を美しく健康に保つためのヒントが見えてきます。
更年期の肌に起こる大きな変化とは?
更年期に差し掛かった女性の体には、さまざまな変化が起こります。ほてりやのぼせ、イライラや憂鬱など心身ともにトラブルに見舞われるようになります。
これらの症状の原因となっているのは、閉経に伴う女性ホルモンの分泌量の変化です。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンが減少すると、すでにお話したようなさまざまな不調が起こりやすくなります。
肌の不調もその中の1つ。
エストロゲンは肌の水分を保ったり、コラーゲンなどのハリを保つ成分の生成を促す役割を持っています。
そんなエストロゲンが減少してしまうと肌からうるおいがなくなり、ハリも失われてキメが乱れ、バリア機能が低下してしまいます。
女性ホルモンの減少は免れないものではありますが、少しでも肌を美しく保つためにはこの「保水力の低下」と「コラーゲンの減少」を克服するしかないのです。
更年期前後のスキンケア 2つのポイント
■たっぷりの化粧水で十分な保湿を
更年期のスキンケアでもっとも大切なことは、何よりも十分な保湿です。
朝晩の洗顔後はなるべく早く、たっぷりの化粧水を使って水分を与えてあげましょう。
また、コラーゲンの減少に備えたケアも必要です。
ビタミンC誘導体などの成分が配合された化粧水やクリームを優しくハンドプレスで塗布すれば、肌にハリを与えながら保湿もできるので一石二鳥ですね。
■紫外線対策で乾燥肌を防ぐ
紫外線は乾燥肌を加速させる働きを持っています。
乾燥は肌から弾力性を奪い、シワやたるみを引き起こす原因にもなります。
ただでさえ長年紫外線を浴びてダメージの蓄積された肌にさらにダメージを与えてしまうことになるので、今まで以上に十分対策するようにしてくださいね。
夏場は当たり前ですが、季節にかかわらず1年中日焼け止めを塗ったり、部屋の中でもUVカット機能のあるカーテンを利用したりなど、念には念を入れるようにしましょう。
更年期は皆が通る道です。
少しでもキレイな肌を保つためには努力は必要ですが、あまり気にしすぎてはストレスが溜まってさらなる肌トラブルを招いてしまいかねません。
今までよりもちょっと丁寧なスキンケアで、若々しい健康な肌をいつまでもキープしましょう!