冬は「目元のくすみ」が気になる……透明感は取り戻せるの?
「冬になると、顔が一気に老けた印象になる……」と鏡を見ながら落ち込む女性は多いもの。その理由の1つには、目元のくすみが挙げられます。冬になると目元がくすんで、見た目年齢が上がったように感じてしまうのです。目元のくすみはどのような原因で発生するのか、対策方法と一緒に探ってみましょう。
目元のくすみの原因とは
血行不良
目元のくすみには、血行不良が大きく関係しています。体が冷えて血液の流れが悪くなると、血液中の酸素量が低下し、青黒い色になります。その血液が皮膚から透けて見えることで、どんよりとした暗い目元になってしまうのです。
乾燥
湿度が低下する冬は、目元の乾燥にも注意が必要です。乾燥が進むと小ジワが増え、その影が目元を暗く見せてしまいます。また、乾燥によるかゆみを感じて目元をこすってしまうことも。その刺激によってメラニンが増え、くすみにつながる恐れがあります。
紫外線
実は紫外線も、冬の目元のくすみの一因になります。「紫外線がくすみの原因になることは知っているけど、冬はその影響が少ないのでは……?」と思う方も多いかもしれませんね。しかし、夏や秋に生じたメラニンが、冬になって現れることも少なくありません。
また、冬でも紫外線は多少なりとも降り注いでいるもの。油断していると新たなメラニンが作られ、くすみの原因になってしまいます。
冬の目元のくすみを防ぐには
まずはアイクリームでしっかり保湿
皮膚の乾燥は、ありとあらゆる肌トラブルの原因になります。目元は特に乾燥しやすいパーツですから、まずはしっかりと保湿をおこないましょう。保湿成分が凝縮されたアイクリームを使えば、少量で効率よくうるおいを保つことができますよ。小ジワを改善することで、目元の明るさも取り戻す効果も期待できます。パール粒約1個分のアイクリームを目の周りに乗せてから、薬指の腹で丁寧になじませましょう。
ツボ押しで血行改善
目元の血行不良対策には、ツボ押しが効果的です。以下のようなツボを優しく押して、イキイキとした明るい目元を取り戻しましょう。指の腹を使いながら、左右同時に押すことがポイントです。
■攅竹(さんちく)
眉頭のすぐ下にあるツボ。親指を当てて、押し上げるようにプッシュする。
■清明(せいめい)
目頭にあるツボ。人差し指で鼻筋に向かって押す。
■四白(しはく)
目から指1cm下、目の下の骨のキワにあるツボ。中指で優しくプッシュする。
■瞳子りょう(どうしりょう)
目尻から指1本分外側にあるツボ。人差し指で気持ちいいと感じる程度に押す。
冬でもUVケアは忘れずに
すでにお伝えしたように、冬でも紫外線は降り注いでいます。たとえ日差しが弱くても、日焼け止めは目元まできちんと塗るようにしましょう。メイクをする方には、日焼け止め効果のある化粧下地がおすすめです。外出時にはサングラスや帽子など、目元を守るUVカットグッズを併用すると、さらに安心ですよ。
今回は、冬に悩まされがちな目元のくすみについてお伝えしました。目元が明るくなると、顔全体の透明感までアップし、若々しく見えるもの。肌の内側と外側の両方にアプローチして、どんより目元を卒業しましょう!