肌のうるおいに関わる「ヒアルロン酸」の働き・重要性とは
ヒアルロン酸は、美容や健康に欠かせない成分として知られています。肌のハリやうるおいが気になる女性にとっては、特に気になる成分といえるでしょう。
では、ヒアルロン酸が肌のどこに存在し、どのような役割を果たしているか、詳しく知っていますか?
今回は美しくみずみずしい肌を保つために、ヒアルロン酸の役割や補給方法について、深く掘り下げてみましょう。
ヒアルロン酸の役割って?
ヒアルロン酸は人の体にもともと存在する成分で、水分を保持する働きがあります。ヒアルロン酸1gで、なんと6Lもの水を保持できるのです。
ヒアルロン酸は体のさまざまな場所に存在し、皮膚だけでなく、関節や目の硝子体、血管などにも多く含まれています。
皮膚の場合は、肌の奥にある真皮に多く、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めることで、水分やハリを保っています。
肌のシワやたるみを防ぐためにも、欠かせない重要な成分といえるでしょう。
体内のヒアルロン酸は加齢とともに減少する
以上のように人の体になくてはならないヒアルロン酸ですが、その生成量は加齢とともに減少していきます。
赤ちゃんのころに比べると、40代には約半分、60代には約4分の1と、どんどん減っていってしまうのです。
その影響は肌にも如実に現れます。ヒアルロン酸が減って水分が保持できなくなると、ハリが低下するとともに、肌表面が乾燥しやすくなってしまいます。
ヒアルロン酸を補う方法は?
ヒアルロン酸配合の化粧品で補う
肌の乾燥が気になるときは、ヒアルロン酸配合の化粧品を使うと効果的です。ヒアルロン酸を塗っておくことで、うるおいを保持するとともに、外部刺激から肌を守るバリア機能を保つことができます。
ただし、化粧品に含まれているヒアルロン酸は分子が大きいため、肌の奥にまで浸透することはできません。
肌表面に塗ったヒアルロン酸は洗顔や入浴時に流れてしまいますから、うるおった肌を保つためには、そのつど化粧品をつけ直すことが大切です。
食品やサプリメントで補う
ヒアルロン酸は、ヌルヌル・ネバネバ・プルプルとした食品に多く含まれています。
植物性であれば、オクラ、山芋、納豆、もずくなどに、動物性であれば、鶏手羽、魚の目玉、豚足、うなぎ、カレイ、フカヒレなどに含まれているので、意識して食べてみましょう。
しかし食品に含まれるヒアルロン酸も分子が大きいため、効率的な吸収は難しいとされています。
もっとしっかり補給したい場合は、低分子化したヒアルロン酸配合のサプリメントを利用すると良いでしょう。
ヒアルロン酸を上手に取り入れてプルプル肌に!
ヒアルロン酸は肌のうるおいを保つために欠かせない、とても大切な成分です。
しかしその量は、加齢とともに減っていってしまうもの。
ヒアルロン酸配合の化粧品を上手に使って、うるおったキレイな肌を維持していきましょう。