乾燥肌は注意が必要? 今さら聞けないピーリングの効果と注意点
ピーリングは肌に嬉しい効果をたくさんもたらしてくれますが、乾燥肌の方が行う際は少し注意が必要になります。
バリア機能が衰えがちな乾燥肌に誤ったピーリングを行うと、かえって肌トラブルを招く恐れがあるのです。
まずはピーリングの効果を再確認し、乾燥肌に負担をかけないピーリング方法をチェックしてみましょう。
ピーリングの嬉しい効果
化粧品の浸透を高める
肌の表面に古い角質が溜まっていると、どんなにいい化粧品を使っていても、十分な効果が得られないことがあります。
古い角質が邪魔をして、化粧品に含まれている保湿成分や美容成分が角質層に行き渡りにくくなるのです。
このようなケースの改善にこそ、ピーリングが有効です。
ピーリングによって古い角質を取り除くと、化粧品の浸透が高まり、効果を最大限に引き出すことができます。
ザラつき・ニキビを予防する
ピーリングは、肌のザラつきやニキビの予防にも効果的です。
そもそも肌がザラついたり、ニキビができたりするのは、古い角質と皮脂が混ざり合った角栓が毛穴を塞ぐため。
ピーリングを行うと古い角質が取り除かれるため、角栓もできにくくなります。
乾燥肌の人がピーリングを行う際の注意点
刺激の少ないピーリング剤を使用する
ピーリング剤にはさまざまな種類がありますが、肌をこすりながら使用するジェルタイプは、肌に強い刺激を与える恐れがあります。対してピーリング効果のあるソープタイプであれば、いつもの洗顔と同じように泡を乗せるだけでOKなので、刺激を最低限に抑えることができます。肌が乾燥しがちなときはジェルタイプを避けて、低刺激なソープタイプを使用してみましょう。
ピーリング後は優しく丁寧な保湿を
ピーリング後の肌は古い角質が取り除かれているため、化粧品が浸透しやすくなっています。
このタイミングで十分な保湿を行い、肌のうるおいをアップさせましょう。
ただしピーリング後の肌は、バリア機能を担う角質が薄くなっていますから、いつもよりデリケートな状態です。
化粧品をつける際は決してこすらず、ハンドプレスで優しく与えるようにしましょう。
ピーリングにはたくさんのメリットがある反面、注意すべき点もあります。
乾燥肌に負担を与えないためには、できるだけ穏やかなピーリング剤を使用すること、そして使用後はいつも以上に優しいケアを行うことが大切です。
理想的な肌質に近づくために、ピーリング剤の種類やアフターケアの方法を見直してみてはいかがでしょうか。