暖房が肌の大敵に!? 冬の暖房がもたらす肌への影響と対策方法
冬の寒い季節には、暖房の使用が欠かせません。しかし、その暖房が肌に悪影響を与えている可能性があることをご存知でしょうか。
暖房が効いた暖かい部屋でぬくぬくと快適に過ごしているつもりでも、一方で肌は大きな負担を抱えているかもしれないのです。
今回は、暖房がもたらす肌への影響と、暖房による肌トラブルを防ぐための対策方法をご紹介いたします。
冬の暖房が肌にもたらす影響とは?
冬は湿度が低下し、空気が乾燥する季節です。このような環境下で暖房を使用すると、空気中の湿度がさらに低下し、肌の水分が奪われてカサカサの状態に乾燥していきます。
肌が乾燥すると、シワやくすみが生じやすくなり、メイクノリの低下やターンオーバーの乱れなども生じます。乾燥による毛穴の目立ちやニキビなどもできやすくなるので、肌の乾燥には注意が必要です。
暖房の種類によって乾燥の度合いは異なりますが、水蒸気を発しながら部屋を暖めている石油ストーブやファンヒーターは比較的乾燥しにくいといわれています。
これに対し、多くの人々が使用しているエアコンの暖房は空気の乾燥を高くし、肌へ大きな負担を与えます。
エアコンによる暖房は自宅ではもちろん、オフィスビルや商業施設でも多く取り入れられているため、常に肌の乾燥対策をしておくことが大切です。
冬の暖房による肌の乾燥を防ぐ対策方法とは?
こまめに水分補給をする
肌の乾燥対策といえば保湿クリームや美容液などを使った保湿ケアを思い浮かべる方が多いと思いますが、肌の外側からだけでなく内側から水分を補うことも大切です。
空気が乾燥していると肌だけでなく体全体の水分も奪われやすいので、のどが渇いたと感じる前に水分を補給しましょう。
1日1.5~2リットル程度の水を小分けにして飲むのがポイントです。
キンキンに冷えた水は体を冷やしてしまうので、常温やぬるま湯を摂取するといいでしょう。
コーヒーや緑茶などのカフェイン入りの飲み物は利尿作用があり、体内の水分の排出を促すため水分補給にはなりません。
水以外のものを飲みたいときには、ノンカフェインのハーブティーや麦茶などを選びましょう。
丁寧な保湿ケアを行う
肌の乾燥を防ぐためには、やはり保湿ケアも欠かせません。長く暖房にあたっている日は、一般的なデイリーケアに加えてスペシャル保湿ケアを行いましょう。
肌にうるおいを与えてくれるフェイスマスクなどを取り入れると、しっかりと保湿ができます。
フェイスマスクを使用したあとは、ハンドプレスでしっかりと成分をなじませ、仕上げに保湿クリームを伸ばしてうるおいを閉じ込めましょう。
メイク前に美容オイルを取り入れる
毎朝のメイク前に肌へ油分をプラスすると、オフィスなどでの乾燥対策に役立ちます。
朝の洗顔後に化粧水で肌を整えたあと、美容オイルを1滴手に取って顔全体に薄く伸ばします。
ベタつきやテカリが気になるという方は、美容オイルをしっかりとなじませたあとに軽くティッシュオフをしてください。
もっと手軽に美容オイルを取り入れたいという場合は、化粧下地やリキッドファンデーションに美容オイルを1滴プラスするという方法があります。
こうすることで肌のしっとり感がアップすることはもちろん、化粧下地やファンデーションの伸びがよくなって肌への負担を少なく塗ることができます。
冬の肌の乾燥を放置すると、さまざまな肌トラブルに発展してひと冬で老け顔になってしまうこともあります。
うるおいやハリ、ツヤのある肌を守って若々しさをキープするためにも、暖房による乾燥対策をしっかりと行いましょう。