春だけじゃない、秋にも要注意の花粉による肌荒れ対策
気温や気候が落ち着く秋は一見すると過ごしやすい季節に思えますが、実は肌荒れが起きやすいため注意が必要です。
秋になると、イネ科などの花粉が飛散します。
花粉といえば春のイメージが強いと思いますが、秋も花粉による肌荒れが起こりやすい季節なのです。
赤みやかゆみ、ヒリつきなどの肌荒れを防ぐためにも、秋花粉の種類や対策方法をチェックしておきましょう。
秋に飛散する「秋花粉」の種類とは?
秋になるとイネ科の植物やブタクサ、ヨモギなどの花粉が飛散します。
春のスギ花粉などと比べると飛散量は少なく、飛距離が短いため世間的な注目も低いですが、ブタクサやヨモギなどは道端などに生息しているため、知らず知らずのうちに影響を受けやすいのが特徴です。
目のかゆみやくしゃみ、鼻詰まりなどの症状が出た際には、秋花粉による影響を疑ってみましょう。
秋花粉による肌荒れはなぜ起こる?
先述している通り、秋花粉は目のかゆみやくしゃみ、鼻詰まりなどの症状を引き起こしますが、ときに肌荒れの原因になることもあります。
そもそも秋の肌は、夏の紫外線や冷房などによる影響でバリア機能が低下している状態。
そこに秋花粉が付着することで、肌のかゆみや赤み、カサつき、ヒリつきなどの肌荒れが起こりやすくなるのです。
もともと秋花粉によるアレルギー症状に悩んでいる方はもちろん、花粉症ではないという方でも秋花粉で肌荒れが起こる可能性があるため注意が必要です。
秋花粉による肌荒れを防ぐための方法とは?
外出から帰ったら服をはたいてメイクを落とす
秋花粉の影響を極力抑えるためには、室内に花粉を持ち込まないようにすることが大切です。
外出から帰ったときは家の中に入る前に服をパンパンとはたき、花粉を落としましょう。
服だけでなく髪やバッグなどもはたいておくのがポイントです。
また、マスクやサングラスなどで花粉を防いでいても、微量の花粉が肌に付着しています。
肌についた花粉を取るためにも、外出から帰ったときはなるべく早くメイクを落としてやさしく洗顔を行いましょう。
たっぷりの保湿、丁寧なスキンケアで肌のバリア機能をアップさせる
秋花粉による肌荒れを防ぐためには、花粉に負けない肌を作ることが大切です。
季節による影響でダウンしてしまった肌のバリア機能を向上させるためにも、普段よりも丁寧なスキンケアを心がけましょう。
化粧水などでたっぷりと水分を与えることはもちろん、オイルや美容液などを使ってうるおいをチャージするのがポイント。
仕上げは乳液やクリームなどで油分を与え、肌に膜を作ります。
夜だけでなく朝も丁寧なスキンケアを行ってください。
「鼻水やくしゃみが出るから風邪を引いたかも」「夏の疲れで肌荒れが起こっている」
秋になるとこのようなお悩みを抱える方が増えますが、もしかするとそれは秋花粉によるものかもしれません。
意識的に秋花粉対策を行うと、体の不調や肌荒れが解消されていくというケースも多いのです。
なるべく早めに対策をして、秋花粉に悩まされないようにしていきましょう。