肌だけじゃない! 紫外線が唇に与えるダメージ&対策方法
唇が荒れやすい季節といえば空気が乾燥する冬を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は夏の強い紫外線によってもダメージを受けることがあります。
肌に比べて紫外線対策に油断しがちですが、きちんとケアをして唇を守ってあげることが大切です。
今回は、紫外線が唇に与えるダメージとケア方法をご紹介いたします。
唇も老化する!? 紫外線が与えるダメージ
夏は唇ケアを見落としがちですが、紫外線は隙を狙ってダメージを与えてきます。
そもそも唇は角層が薄い上、皮脂腺がないために他のパーツに比べて乾燥しやすいという特徴があります。
皮脂が分泌されないということは必然的にバリア機能がとても弱くなるため、紫外線を浴びると乾燥や皮むけ、ヒビ割れなどのトラブルが起こりやすくなるのです。
症状がひどくなると、赤みや腫れ、出血なども起こる可能性があるため、唇に対する紫外線は深く注意が必要です。
また、肌に紫外線を浴びると日焼けを起こして黒くなりますが、唇も例外ではありません。肌に比べると唇のメラノサイトは少ないため真っ黒になることはありませんが、紫外線を浴び続けるとメラニン色素が生成されて、少しずつくすんでいきます。
唇の血色が悪く見えたり、口紅の色が上手く発色しなくなったりするため、女性にとっては大きな悩みとなるでしょう。
さらに、紫外線は唇の老化も引き起こします。頬や額などの肌と唇は表皮の構造こそ違うものの、その下の真皮は同じような構造になっています。
唇の真皮にもコラーゲンやエラスチンなどが存在しているため、紫外線を浴びるとこれらの組織が破壊されてしまうのです。
すると、肌と同じように唇にも、たるみやシワなどが現れやすくなります。
唇は女性らしさをアピールできるパーツの1つ。たるみやシワが現れると、一気に老けこんだ印象になってしまいます。
ぷるぷるの唇をキープするための紫外線対策方法
・UVカット効果のあるリップクリームを塗る
紫外線が多い季節には肌に日焼け止めを塗るように、唇にもUVカット効果のあるリップクリームを塗って紫外線を防ぎましょう。
飲食をしたり唇を舐めたりするとUVカットリップクリームが落ちてしまうので、こまめに塗り直すことが大切です。
とくに外出をしているときは、1時間に一度は塗り直しましょう。
ただし、唇の形に沿って横にスライドさせる塗り方はNGです。
摩擦によって唇にダメージを与えることがあるため、縦のシワに沿うようにやさしく塗るのがポイントです。
・唇に使用できる保湿剤でしっかりと保湿ケアをする
皮脂腺がない唇は、外からうるおいを与えてあげる以外保湿することができません。
朝晩のスキンケア時には、ワセリンや化粧水などを使用して、唇までしっかりと保湿ケアを行いましょう。
また、万が一紫外線を浴びてしまったというときには氷をガーゼで包み、唇に当ててクールダウンさせることが大切です。
しっかりと冷やしたあとに保湿ケアを行って唇を癒してあげましょう。
ぷるぷるの唇の女性は、それだけでも魅力的に見えるもの。
唇にまでしっかりと気を配っているという女性らしさもアピールすることができます。
いつまでも美しい唇をキープするためにも、しっかりと紫外線対策を行いましょう。