加齢とともに、目元のハリが低下する原因＆対策方法
目元が若々しく美しい女性は、それだけで魅力的にうつるもの。
しかし、目元は加齢の影響を受けやすいパーツです。
若い頃はパッチリとした目元だったのに対し、年齢を重ねるごとに目元のハリが低下しているということに悩む女性は多いでしょう。
一体なぜ加齢とともに目元のハリは失われてしまうのでしょうか。
今回は、加齢とともに目元のハリが低下する原因と、その対策方法をご紹介いたします。
加齢とともに目元のハリが低下する原因
線維芽細胞の働きが低下するため
肌は表皮・真皮・皮下組織という3つの構造から成り立っていますが、加齢による目元のハリの低下には、真皮の中にある線維芽細胞の働きが大きく関わっています。
線維芽細胞とは、肌のハリをキープするコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す細胞のこと。
この細胞が活発に働いていればコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸がしっかりと作り出されて肌のハリが保たれますが、年齢を重ねるごとにこの働きは低下していきます。
また、加齢とともに線維芽細胞の数自体が減少していくため、生成できるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量が減っていき、変性なども引き起こします。
そして肌のハリが保てなくなり、たるみやシワなどが起こりやすくなってしまうのです。
女性ホルモンの分泌が低下するため
年を重ねるごとに女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少することも、目元のハリが低下する原因の1つです。
エストロゲンには、先ほども説明したコラーゲンやエラスチンの生成を促す働きがあります。しかし、加齢とともにエストロゲンの量は減少するため、生成を促す働きが低下してしまうのです。
加齢による目元のハリの低下を防ぐケア方法
目元専用の保湿ケアを行う
肌のハリをキープするためには、丁寧に保湿ケアを行うことが大切です。
とくに、目元には目元用のアイクリームを使用して、専用の保湿ケアをするのがポイント。
化粧水や美容液などの基本ケアを終えたあと、アイクリームを目元にやさしく伸ばしましょう。塗り込もうとして強く擦ったりマッサージをしたりすると、かえって刺激になってしまうので、力が入りにくい薬指を使って軽く伸ばしてください。
食事や生活習慣で女性ホルモンケアを行う
加齢とともに減少する女性ホルモンの働きをキープさせるためにも、日頃の食事や生活習慣にも注意しましょう。
食事では、女性ホルモンと似たような働きをする大豆イソフラボンを取り入れます。
豆乳や豆腐、納豆など大豆製品に豊富に含まれているので、日々の食事に積極的に取り入れてください。
また、睡眠不足や喫煙、ストレス、過度なダイエットなども女性ホルモンの減少につながります。
ハリのある目元をキープするためにも、これらのNG習慣を見直しましょう。
加齢は誰にも平等に訪れるものですが、ケア次第では同年代の女性よりも若々しい目元をキープできます。
体の外側と内側の両方からケアをしっかりと行って、いくつになっても魅力的な目元を保っていきましょう。