「炎症」で肌の老化が進む!? 今すぐ始めたい対策方法
皆さんは「炎症」と聞くと、どんなことをイメージしますか?
赤ニキビや発熱などは炎症による代表的な症状ですが、実は肌の老化も、炎症が一因になるといわれています。
炎症と老化の関係性を、若々しい肌を保つための対策方法と一緒に見ていきましょう。
炎症が肌の老化を招くメカニズムとは
そもそも炎症とは、細菌やウイルスなどから体を守るための防御反応です。
体に異常が生じると炎症性サイトカインが放出され、免疫細胞が集まります。その免疫細胞が活性酸素を使って、細菌やウイルスなどを攻撃してくれます。
しかし、炎症が過剰に起こると、活性酸素が大量に作られ、健康な細胞まで攻撃するようになります。
適量の活性酸素は体を守ってくれますが、増えすぎると細胞を酸化させ、老化を引き起こしてしまうのです。
大量に生成された活性酸素は、メラニン色素を作るメラノサイトを刺激したり、コラーゲンやエラスチンを変質させたりするため、シミ、たるみ、シワなどの原因になってしまいます。
炎症による肌の老化を防ぐには
紫外線対策をする
紫外線は、肌の炎症を引き起こす大きな要因です。朝のスキンケア後には日やけ止めを塗って、日中の紫外線をしっかりブロックしましょう。
日やけ止めは汗や摩擦などの影響で落ちていくので、2~3時間おきに塗り直すことがポイントです。
うっかり日焼けをしてしまったときは、炎症を沈静化させるために一時的に冷やすことをおすすめします。
ビタミンC、ビタミンE、オメガ3を積極的に摂る
ビタミンCやビタミンEは過剰な活性酸素を除去し、酸化によるダメージを防いでくれます。
ビタミンCは赤ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、キウイ、いちごなどの野菜や果物に、ビタミンEはうなぎ、たらこ、アボカド、かぼちゃ、ナッツ類などに多く含まれていますから、普段の食事に積極的に取り入れましょう。
また、亜麻仁油や青魚に含まれているオメガ3も炎症を抑える働きがあるため、老化の予防に効果的です。
暴飲暴食を避ける
いくら栄養豊富な食事を心がけていても、食べすぎていると慢性炎症の原因になってしまいます。
また、アルコールも炎症を悪化させる一因になるので注意が必要です。暴飲暴食は避けて、腹八分目、節度ある飲酒を心がけましょう。
ビタミンC誘導体配合のスキンケアアイテムを使う
ビタミンCは、スキンケアアイテムから取り入れる方法もおすすめです。ビタミンC誘導体配合の化粧品を使って、肌に直接アプローチしましょう。
高浸透型ビタミンC誘導体“APIS”配合の美容液なら、ビタミンCを効率よく肌に届けることができますよ。
肌をこすらない・叩かない
摩擦などの刺激は、紫外線と同じように肌の炎症を引き起こす原因になります。肌をこすったり叩いたりしないように、優しく丁寧なケアを心がけましょう。
マッサージやパッティングも肌に刺激が加わりがちなので、できるだけ控えめにすることが大切です。
生きていくうえで炎症は必ず起こるものですが、起こりすぎると肌の老化の一因になってしまいます。
若々しい肌を守り続けるために、これからは炎症対策も意識していきたいですね。