美肌コラム|美肌ドクター

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雨や曇りの日でも油断大敵! シワ・たるみを招く紫外線の対策術

雨や曇りの日でも油断大敵! シワ・たるみを招く紫外線の対策術

雨や曇りの日は日差しが弱いため、紫外線の量も少なく感じますよね。
晴れの日は日焼け止めを塗ったり日傘をさすのに対し、雨や曇りなら何も紫外線対策をせずに外出するという方も多いでしょう。

しかし、肌の老化の大きな原因となる紫外線は、雨や曇りの日でも地上に降り注いでいます。
具体的には、どのような紫外線が降り注いでいるのか、雨や曇りの日にも有効な対策方法とあわせてご紹介します。

紫外線の種類と天気の関係性とは?

・肌を老化させる「UVA」は雨や曇りの日でも降り注いでいる!?
地上まで届く紫外線は、「UVA」と「UVB」の2種類に分けられます。
この2つのうち、雨や曇りの日にも降り注いでいるのが、UVAです。
UVAは、波長が長いため雲やガラスを透過するという特徴があります。
雨や曇りの日の屋外はもちろん、屋内でも窓のそばにはUVAが降り注いでいるのです。

そして、このUVAは、肌の老化を引き起こす大きな原因になります。
紫外線の波長が長いために肌の奥深くにまで侵入し、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうのです。
十分な紫外線対策をしていないと、シワやたるみなど、目に見える肌の老化を引き起こすことになります。

・日焼けを引き起こす「UVB」は晴れている日のみに降る!?
もう1つの紫外線UVBは波長が短いため、雲やガラスで遮られます。
そのため、雨や曇りの日は、UVBによる肌への悪影響は少ないと言えるでしょう。
しかし、UVBは肌の日焼けやシミの増加を促すという働きがあります。
雨や曇りの天候でも、少し晴れ間が出た場合にはUVBも降り注いでいるため油断は禁物です。

雨や曇りの日に行うべき紫外線対策方法

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・日焼け止めを毎日塗る
雨や曇りの日でも、日焼け止めは必須です。
晴れている日と同様に、ムラにならないよう丁寧に塗りましょう。
ただし、雨や曇りの日の場合、SPFやPAの値が高すぎる日焼け止めは必要ありません。
SPFやPA値が高い日焼け止めは肌への負担が大きく、継続して使用すると肌荒れを起こす原因にもなるため、SPF20~30、PA++程度の日焼け止めを選びましょう。

・晴雨兼用の傘を使用する
雨の日に屋外に出るときは当然ながら傘をさしますが、UVカット加工がされている晴雨兼用の傘を使えば、雨と紫外線の両方を遮ることができます。
晴れている日には日傘として使い、雨の日には雨傘として使えるため、1本あるだけで毎日のように活躍してくれます。
しかし、この晴雨兼用の傘を選ぶときには注意点もあります。
白などの色の薄い傘は、UVカット効果が弱くなるため、高い効果を期待する場合には、黒や紺など、色の濃い傘を選ぶのがおすすめです。

・屋内でも紫外線対策を
雨や曇りの日は日差しが弱くて部屋に入る光が少ないため、屋内ではなおさら紫外線に油断しがちですよね。
しかし、先述している通りUVAは窓もすり抜けてくるもの。屋内での対策も忘れないようにしましょう。
日焼け止めを塗るとともに、UVカット効果のあるカーディガンやストールなどの利用がおすすめです。

紫外線と聞くと、太陽からの明るい光とともに降り注ぐというイメージがあるため、雨や曇りの日にはつい油断してしまいますが、どんよりとした空からも紫外線は降り注いでいることを意識することが大切です。
どんなときも気を抜かず、万全なUVケアを行っていきましょう。

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