美肌コラム|美肌ドクター

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お風呂でのあの行動が「シミ」を引き起こす!? 摩擦とシミの関係とは

お風呂でのあの行動が「シミ」を引き起こす!? 摩擦とシミの関係とは

お風呂に入って体を洗うときには、硬めのナイロンタオルを使用している方が多いでしょう。
ザラザラとしたタオルで体を洗うと、ほどよい刺激が加わって心地よさを感じ、さらに背中や腰などの手が届きにくい部分でもしっかりと洗うことができます。

このようにメリットがたくさんあるように思えるナイロンタオルですが、使用法によっては肌にシミを作る原因になることがあると言われています。
気がついたときにできている肩や背中、腰などの体にできるシミは、毎日のお風呂でのナイロンタオルの使用が原因かもしれないのです。

一体なぜナイロンタオルがシミの原因になると言われているのか、その関係について見ていきましょう。

ナイロンタオルがシミの原因になる!?

お風呂に入っているときにナイロンタオルで体をゴシゴシと洗っていると、シミができることがあります。
これは、ナイロンタオルで体を洗うときに生じる肌への摩擦が大きな原因となっています。
毎日のように摩擦が繰り返し加わると、肌の内側でメラニン色素が生成されて色素沈着を起こし、シミができてしまうのです。

また、ナイロンタオルを使うときには、一緒にボディソープも使用するのが一般的ですよね。
泡立ちがよく心地よい香りのボディソープは、ついたくさん使いたくなりますが、あまりにたくさん使い過ぎることにも注意が必要です。
ボディソープの種類によっても異なりますが、界面活性剤などが多く使われているものは肌にとって必要な分の皮脂までをも落とし、乾燥を引き起こします。

乾燥した肌にナイロンタオルによる摩擦が加わると、さらに大きな刺激となってメラニン色素がたくさん生成されてしまいます。
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れ、シミの改善にも時間がかかるため「シミができやすく改善しにくい肌」を作ってしまうのです。

ナイロンタオルの使用によるシミを防ぐためには?

ナイロンタオルの使用によるシミを防ぐためには?

・肌にやさしい柔らかいタオルを使う
凹凸があり硬いタオルは肌を傷つけ、強い摩擦を与えます。
とはいえ、これまで毎日タオルで体を洗っていた方が、いきなり手だけで洗うのには物足りなさを感じるでしょう。
そこでおすすめなのが、タオルを柔らかく低刺激なものに変えるという方法。
絹や綿など、天然素材のものを使いましょう。

・強く擦りすぎない
いくら柔らかいタオルを使っていても、強く擦っていては肌に摩擦が加わってしまいます。
体を洗うときには、肌をやさしく撫でるようなイメージで行いましょう。
デコルテや背中などは比較的皮脂の分泌が多く、ワキや脚の裏などは汚れや臭いが気になる部分なのでこのパーツは重点的に洗い、それ以外のパーツは軽く洗う程度でOKです。

・お風呂上がりにはいち早く保湿ケアを
タオルやボディソープによる乾燥を防ぐためにも、お風呂上がりには1秒でも早く保湿ケアに取り掛かりましょう。
あらかじめボディオイルをバスルーム内に用意しておき、その場で塗ってから上がるという方法も有効です。
肌をきちんと保湿することでターンオーバーの乱れを防ぎ、シミができにくく改善しやすい体をキープすることができます。

多くの方が使っているナイロンタオルですが、実は知らず知らずのうちに肌にダメージを与える原因になっています。
お風呂は毎日入ることだからこそ、日々の小さな積み重ねが大きなダメージにつながってしまうのです。
今日からお風呂に入るときには今回ご紹介した方法を取り入れて、シミのないしっとり肌を保っていきましょう。

 - スキンケア