耳にもニキビができる? 知らない間にできている原因と対処方法
「耳にもニキビができるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は耳の中や耳の周りは顔と同じようにニキビができやすい場所なのです。
顔にできるニキビと違って痛みやかゆみが強いので、私生活で気になる機会も増えます。
また、耳のニキビは見落としがちで、気づいたときには赤くはれ上がっていることもあります。では、なぜ耳にニキビができてしまうのか。
原因と対処方法を紹介します。
耳ニキビの原因とは?
耳ニキビの原因として、不衛生・ホルモンバランスの乱れ・耳の傷などが考えられます。
普段の何気ない行動が、耳ニキビを作る原因になっているかもしれません。
まずは生活習慣を見直してみましょう。
原因1. 不衛生による耳ニキビ
・汚れや蒸れ
耳のうしろは、シャンプーやトリートメントの洗い残しや、髪の毛が触れ整髪料などが付着しやすくなります。
また、お風呂上りに濡れたまま放置したり汚れた手で耳の中を触ることで、雑菌が繁殖しやすくなります。
・イヤホン
通勤や通学時にイヤホンを装着している方も多いでしょう。
イヤホンを頻繁に使うと、ほこりや垢で汚れるため不衛生になりがちです。
イヤホンを装着し続けることで耳の中に雑菌が繁殖する場合があります。
・寝具
意外と見落としがちですが、まくらなどの寝具を清潔にしていないと耳の周りに雑菌が繁殖しやすくなります。
また、濡れたままの髪の毛を乾かさずに寝てしまうことで、雑菌を繁殖させる環境をつくってしまいます。
原因2. ホルモンバランスの乱れ
耳ニキビの原因は、不衛生だけでなく体からのサインである可能性も考えられます。
特にホルモンバランスが乱れているときや、耳鼻咽喉の疾患を抱えているときなどにできやすくなるのです。
ホルモンバランスが乱れる原因として、ストレスや生活習慣、不摂生などが挙げられます。
夜更かしを繰り返し睡眠不足になっていたり、暴飲暴食が続くとホルモンバランスの乱れが起こりやすくなり、耳ニキビができやすくなります。
原因3. 耳の傷
耳を傷つける原因はさまざまですが、もっとも多いのが耳かきです。
耳かきをしている際、出血してしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
また、何気なく爪でかいてしまうこともありますが、その際爪にいる雑菌が移ってしまうこともあります。
耳にできた傷から雑菌が繁殖すると、その傷を中心にニキビができてしまう場合があります。
耳ニキビをつくらないための対処方法
1. 清潔を保つ
・入浴
入浴の際は、意識して耳のうしろや周囲を丁寧に洗い流します。
またお風呂上りには、速やかに清潔なタオルなどで水気を取ると良いでしょう。
・イヤホン
こまめにイヤホンのカバーを洗ったり、清潔なものに取り替えると良いです。
・寝具
定期的にまくらカバーを清潔なものに取り替えたり、まくらを干しましょう。
・掃除
耳かきをする場合は、できるだけ力を入れず優しくおこないます。
清潔にすることを意識しすぎて、過度に掃除しすぎないよう気をつけましょう。
2. 生活習慣の改善
早寝早起きを意識したり、脂っこい食事を控え、お酒を飲みすぎないなど規則正しい生活習慣を心がけましょう。
また、ストレスをためないためにもウォーキングなどの軽い運動やショッピングなど、適度なリフレッシュをおこない心も体も休めてあげることが大切です。
耳ニキビができてしまった場合、必ず避けるべきなのが「潰す」という対処法です。
ニキビを潰すと周りに雑菌が移り、雑菌の数がさらに増えます。そして、潰した傷から再び繁殖してニキビを繰り返してしまうのです。
潰してしまえば治りが早まるようにも思えますが、かえって悪化する可能性が高くなります。耳ニキビをふせぐためにも刺激を与えず、清潔な状態を保つことを心がけましょう。