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冬は睡眠の質が下がりがち……美容にも効果的な3つの対策方法

冬は睡眠の質が下がりがち……美容にも効果的な3つの対策方法

睡眠の質が下がりやすい季節というと、暑さが厳しい夏を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、夏と対照的な冬も、意外と睡眠の質が低下しやすい季節だといわれています。適切な睡眠がとれなければ、美容にも悪影響を与えてしまうもの。冬の睡眠の質を高めるにはどうしたらいいのか、睡眠と美容の関係とあわせて見ていきましょう。

睡眠の質が下がると美容に大ダメージ!

美しい肌や髪を保つためには、脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンが欠かせません。成長ホルモンは代謝を促すことで、皮膚にうるおいを与えたり、髪の成長を促したりしているのです。
そんな成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されることが明らかになっています。つまり、睡眠の質が低下すれば、成長ホルモンの分泌量も下がり、美しい肌や髪を保てなくなることに。乾燥肌やニキビなどの肌トラブルだけでなく、薄毛、肥満なども招きやすくなるといわれていますから、日頃から十分な対策が必要です。

冬に睡眠の質が低下しやすい理由とは

気温が低いため

私たちは眠りにつくとき、末端の血管から熱を放出し、体温を下げています。この仕組みのおかげで、深い眠りにつくことができるようになっています。しかし、気温が低いと血行が悪くなり、熱を上手に放出できません。そのせいで、冬は睡眠の質が低下しやすいのです。

日中の活動量が少ない

寒い冬は自然と屋内にこもりがちになり、活動量が減ってしまうもの。外出が減ると太陽の光も浴びなくなるため、体内時計も狂いがちです。この影響で夜になっても眠気を感じず、寝つきが悪くなってしまいます。

冬の睡眠の質を上げる方法

布団を温めておく

布団が冷たいと、潜り込んだときにさらに血行が悪くなり、寝つきが悪くなってしまいます。事前に電気あんかや電気毛布などで、布団を温めておきましょう。
ただし、温めすぎると体温が放出できず、かえって睡眠の質が悪くなります。布団は、32℃程度に温めるくらいで十分です。眠りにつくときには、電気あんかなどの電源は消しておきましょう。

マッサージやストレッチをする

就寝前にマッサージやストレッチをすると、血行が良くなって自然と放熱しやすい状態になります。心拍数が上がるとかえって眠りにつきにくくなるので、リラックスしながらゆっくりおこなうことがポイントです。マッサージであれば体を撫でる程度、ストレッチであれば体を伸ばす程度がおすすめですよ。

窓からの冷たい空気を防ぐ

たとえ布団を温めておいても、室内が寒いと体がこわばって眠りにくくなってしまうもの。快眠を得やすい寝室の温度は、16~19℃だといわれています。窓からの冷たい空気が一番寝室の温度に影響を与えるので、厚め・長めのカーテンを使用して冷えを防ぎましょう。

冬は睡眠の質が下がりがち……美容にも効果的な3つの対策方法

睡眠の質が下がるとホルモンバランスが崩れて、生理不順や精神不安なども招いてしまいます。美容のため、そして健康な心身を保つためにも、冬の睡眠環境を見直していきたいですね。

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