寒さが原因で肌荒れする? このメカニズムと対策
冬場に起こる肌荒れの原因といえば、乾燥というイメージが強いですよね。しかし、冬の寒さが原因で肌トラブルが起こることもあります。しっかり保湿をしているのに、肌の調子がイマイチ…と感じたら、寒さから肌を守る対策を始めましょう。今回は、冬の寒さが引き起こす肌トラブルのメカニズムや、おすすめの対策法をご紹介します。
どうして寒さが肌荒れの原因になるの?
寒い時期は、どうしてもじっとしている時間が多くなるもの。すると、全身の血流が滞り、新陳代謝が悪くなります。代謝が落ちると、肌に充分な栄養が行き渡らなくなり、肌荒れを引き起こしやすくなります。
また、冷気によって肌が冷えることで、皮下の血管が収縮し、肌のターンオーバーが正常に働かなくなることも。このような状態が続くと、皮膚の古い角質や老廃物がきちんと排出されず、さまざまな肌トラブルの原因となります。
寒さから肌を守る、スキンケアの冬支度とは
身体や肌を温め、血流アップを促す
健やかな肌を保つためには、全身や肌の血行不良を改善し、正常なターンオーバーを促すことが大切です。ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動は、血流アップの高い効果が期待できます。屋外での運動は寒くて腰が重い…という方には、ヨガやストレッチなど室内でできるエクササイズがおすすめです。
また、スキンケアの際にホットタオルで顔を温めると、効率よく肌の血行を促すことができます。化粧水や美容液の浸透率が高まり、メイクのノリもぐんとよくなるでしょう。ホットタオルは、タオルを水で濡らしてしっかり絞り、レンジで1分温めるだけで簡単に作ることができます。
冷たい外気から肌をガードする
冷たい風が肌に直接当たると、肌がどんどん冷えてしまいます。外出する際は、冷たい外気から少しでも肌を守る工夫をしましょう。マスクやマフラーなどを着用し、直接肌に外気が触れないようにするのがおすすめです。
また、薄着での外出は血行不良を引き起こす大きな原因となります。冬場の外出時は、暖かい装いを心がけましょう。特に、女性は手首や足首など身体の末端が冷えやすいといわれています。手袋やレッグウォーマーで、冷えやすい部分をガードすることも大切です。
クリスマスや年末年始など、これから外出の機会が増える方も多い時期ですね。冬のイベントに出かける際は、肌のコンディションをしっかり整えて気分を上げたいですよね。この冬は、乾燥だけでなく寒さにも注目して、ワンランク上のスキンケアを始めてみませんか?