季節の変わり目に多い「ゆらぎ肌」……どんなスキンケアをするべき？
季節の変わり目には体調が崩れやすくなるだけでなく、肌のコンディションも不安定になりがちですよね。
そのような状態は「ゆらぎ肌」といわれ、一時的な敏感肌や大量のニキビに悩まされる方も少なくありません。
肌トラブルに悩まされない肌を保つために、ゆらぎ肌の原因や、適切なスキンケア方法を探ってみましょう。
「ゆらぎ肌」って、どのような状態のこと？
ゆらぎ肌とは、一時的に肌質が変化し、トラブルが起こりやすくなった状態のこと。
季節の変わり目や、環境や体調が変化したときに生じやすいといわれています。
肌に現れる変化は人それぞれで、敏感肌、脂性肌、ニキビ、かゆみ、赤みなど、さまざまな種類のトラブルが挙げられます。
ゆらぎ肌を引き起こす原因
ゆらぎ肌の根本的原因は、バリア機能の低下です。
肌のバリア機能が衰えると刺激を受けやすくなり、敏感肌やかゆみなどの肌トラブルが多発してしまいます。
では、バリア機能の低下を招く原因は何なのでしょうか？ 考えられる原因をチェックしていきましょう。
自律神経の乱れ
ゆらぎ肌の原因の1つに、自律神経の乱れが挙げられます。
気温や環境などが変化すると体にストレスがかかり、心身が休まらない状態になります。
すると、自律神経が乱れることでホルモンの分泌が正常にできなくなり、肌にも悪影響が現れてしまうのです。
乾燥
肌のバリア機能が正常に働くためには、角質層に水分が満たされている必要があります。
夏から秋、秋から冬にかけては湿度が一気に低下しますが、その影響による乾燥も、ゆらぎ肌の原因になるため注意が必要です。
紫外線ダメージ
紫外線は、肌の炎症を引き起こすことでバリア機能を低下させます。
春から夏にかけては一気に強くなる紫外線によって、夏から秋にかけては真夏に浴びた紫外線のダメージが残留することによって、ゆらぎ肌が生じやすくなります。
花粉
冬から春、夏から秋にかけては、花粉が多く飛散します。実はこの花粉も、ゆらぎ肌の一因です。
アレルギーによる炎症を引き起こすことで、肌のバリア機能を低下させるのです。
ゆらぎ肌のスキンケア方法
帰宅後はなるべく早く顔を洗う
肌に付着した花粉やホコリは、ゆらぎ肌を引き起こす原因になります。
帰宅したらなるべく早く顔を洗って、肌をまっさらな状態に戻しましょう。メイクを早めに落とすことも、肌への負担を減らすことにつながりますよ。
肌に優しいクレンジング剤を使う
肌のバリア機能を安定させるためには、クレンジング剤の見直しも大切です。
洗浄力の強いクレンジング剤を使っていると、いくら保湿をしても肌がうるおわず、乾燥を招いてしまうもの。汚れは落としながらも、うるおいを守る保湿効果に優れたクレンジング剤を選びましょう。
肌をこすらない
肌をゴシゴシとこすると角質が剥がれて、バリア機能が弱まってしまいます。
特に洗顔やクレンジング、スキンケア中は肌が濡れていて角質が剥がれやすい状態です。いつも以上にこすらないよう気をつけましょう。
sマッサージも、肌の状態が不安定なときはお休みしたほうが安心です。
十分な保湿を心がける
乾燥は肌のバリア機能が低下する原因になりますから、徹底した保湿が必要です。
特に乾燥が激しくなる季節は、保湿美容液をプラスしたり、基礎化粧品を高保湿アイテムに変えたりして、肌のうるおいをしっかり守りましょう。
空気が乾燥している時期は、加湿器の併用がおすすめです。
ゆらぎ肌は一時的とはいえ、トラブルが長引くと色素沈着などのダメージを招いてしまいます。
トラブルのない健やかな肌を保つために、バリア機能を意識した優しいスキンケアを心がけていきたいですね。