美肌コラム|美肌ドクター

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顔への紫外線をブロック! 効果を引き出す、正しい日焼け止めの量とは?

顔への紫外線をブロック! 効果を引き出す、正しい日焼け止めの量とは?

日光に含まれる紫外線は一年中降り注いでいますが、気温が上がる4月ごろからグンと紫外線量が増加します。
このため、慌てて日焼け対策を始める人も少なくありません。
そんな日焼け対策に欠かせない日焼け止めの正しい塗り方や、適切な量について知っておきましょう!

意外に知らない「日焼け止めの適量」とは?

日焼け止め本体やパッケージにはSPF値(0~50+まで)、PA値(+~++++までの4段階)という2種類の値が明記されています。
それぞれ、急激な日焼けを起こして肌を赤くヒリヒリさせるUV-B波から肌を守る防御指数と、肌の内部まで届き影響を及ぼすUV-A波に対する防御指数を表しています。
日焼け止めは適切な量を塗ることで、これらの“紫外線ブロック効果”が発揮されます。
つまり日焼け止めを塗るときに、白浮きを恐れて薄く伸ばしても、十分な効果が得られないのです。
また、少ない量ですとうまく伸ばせずムラになりやすいので、まだらに焼けてしまうといったことも。

顔を紫外線から守る! 日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの“適量”は「1cmあたり2mg」といわれています。
一般的な日本人女性の顔の面積に換算すると、顔に塗る日焼け止め1回分の適量は、0.8gです。
乳液タイプのものでしたらおよそ「500円玉大」となります。
少し多いと感じるかもしれませんが、これぐらいたっぷりと塗ることで効果を発揮してくれます。
ただし、一度に塗るとムラになりやすいので、少し塗り方を工夫しましょう。

1. 手に出した日焼け止めの半分を、額、左右の頬、鼻、あごの5か所に乗せます。
2. 顔の内側から外側へ伸ばします。優しく滑らせるように伸ばしていくと綺麗に仕上がります。
3. 顔全体に伸ばしたら、残りの半分の日焼け止めを同じように5か所に乗せてから顔全体に伸ばします。
4. 最後に耳や耳の裏側、首、デコルテにも日焼け止めを塗って完成です。

2回に分けて塗っていくことで塗りムラによるまだら焼けを防ぎます。
また、頬骨やTゾーン、あごなどの骨が出っ張っている部分はこすれやすく、汗を拭いたときに日焼け止めが取れやすい部分です。
汗を拭いたときはこまめに塗りなおすと良いでしょう。

また、メイクの際に化粧下地と日焼け止めを塗る方も多いと思います。
その際は、日焼け止めを先に塗ることをおすすめします。理由は、日焼け止めは「ムラなく塗って肌を紫外線から守る」ことが目的だからです。
化粧下地は「ファンデーションののりを良くして崩れにくくする」ことが目的ですので、日焼け止めの後に使用するほうが、本来の目的に適った使い方となります。

シミ・そばかす・乾燥……日焼け止めで顔の日焼けを防ぐ!

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日焼けによる肌のダメージは少しずつ蓄積していきます。
肌トラブルを予防するには、天候に関わらず、少しの外出でも適切な量の日焼け止めを使用することが大切です。
つい日焼け止めを塗り忘れてしまうという方は、朝のスキンケアのついでに塗ってしまうのもいい方法です。
また、メイクの上からでも使用できる、パウダータイプやスプレータイプの日焼け止めをうまく利用するのも良いでしょう。
上手に日焼け対策をして、紫外線量が増加する時期も美しい肌をキープしましょう。

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