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教えて!吉田貴子先生 「紫外線対策Q&A」

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渋谷スキンクリニックは、一般皮膚科と美容皮膚科の診療を行い、
ホーム“スキン”ドクターをモットーに、皮膚科学と美容皮膚科学、
メディカル・エステを融合させたトータルスキンケアを提案するクリニック。
近年では、鍼灸治療、加圧トレーニング、美容婦人科、禁煙外来も導入し、肌の悩みだけではなく美と健康を多方面からサポート。

Dr. TAKAKOの『美肌通信』
http://ameblo.jp/shibuyaskinclinic/

“花嫁美肌”の作り方
http://ameblo.jp/drtakako/

4月から徐々に増え始める紫外線。
うっかりしていると、シミやしわなどの原因に。。
紫外線対策の様々な疑問を吉田貴子先生がお答えします!

Q日傘や帽子をかぶっても日焼け止めは塗ったほうが良いですか?

A
はい。日傘や帽子をかぶっていても日焼け止めはしっかり塗ってください。紫外線の中でもシミ、しわ、皮膚癌などの慢性皮膚障害(光老化) の原因 となるUV-Bは散乱性が高い性質があります。UV-Bは、日傘や帽子では約50%程度しかカットすることができないというデータもあります。特に紫外 線量の増える春先からは日焼け止めを適正量塗ることが大切です。
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Q日焼け止め(SPF・PA)の選び方について教えてください。

A
炎天下の海辺や雪山で浴びる紫外線量と通勤や買い物などの日常生活で浴びる紫外線の量や強さは同じではありません。あまり外出をしない日常生活レベルであれば、SPF15~30程度、PA+、または++で十分紫外線を防御することができます。外出時間が多い日常生活レベルでは、SPF30~50、PA++、またはPA+++、紫外線が非常に強い真夏の海辺や高地などでは、SPF30以上、PA+++、またはPA++++の日焼け止めを使いましょう。
ただし、SPFやPA値だけでなく日焼け止めの塗る量も重要です。日焼け止め製品に表示されている紫外線防止効果を得るには、顔でパール粒2個分(0.6~0.8g)、腕でティースプーン1杯分を目安に塗布してください。塗布量が少ないといくら高いSPF、PA値の日焼け止めを使用しても効果は半減してしまいますので注意しましょう。

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Q曇りの日でも日焼け止めは塗ったほうが良いですか?

A
曇りの日も日焼け止めを塗ることをおすすめします。快晴日の紫外線の割合は、直射光が40~50%、散乱光が50~60%とされていますが、完全な曇り日でも散乱光は快晴日と同じ程度存在しています。また、紫外線の波長ごとに人体への影響度合いを総合的に評価した国際的な指標(UVインデックス)で見た場合、「雲の状態によっては、雲が比較的多くても日射しを受けていれば、快晴よりも紫外線が強くなる場合がある」という気象庁の報告もあります。私たちの生活で影響を受けるUVのうち、長い波長であるUV-Aは、天候に関係なく地上に降りそそぎます。よって晴れてないからと思わず、毎日日焼け対策をしてください。
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Q日焼けしてしまったときのアフターケアってどうすれば良いですか?

A
日焼けはやけどと同じです。まずはしっかり冷やして肌のほてりを鎮静させてください。その後はとにかく保湿が大切です。ほてりが治まると次は色素沈着、いわゆる黒くなるという反応が起こります。日焼けの度合いや肌タイプによりその反応の強さも異なりますが、必ず起こりますので、適切なケアが必要です。紫外線により肌には大量の活性酸素が生じているので、それを除去する必要もあります。そこでスキンケアが大切になってくるのです。メラニン生成抑制作用などの美白効果が期待できるビタミンC誘導体配合の化粧水やクリームでのお手入などが効果的です。

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