目元に現れる「シワ」の種類とそれぞれの原因
いつまでも若々しい表情をキープするためには、シワはなんとしてでも避けたいですよね。
中でも目元のシワは一気に老けたような印象を与えてしまうため、女性にとってはとてもやっかいな存在です。
そんな目元のシワですが、実は大きく分けて3つの種類があるということをご存じでしょうか？
種類によって大きく異なるシワの原因について、ぜひ試したい対策法とあわせてご紹介いたします。
気になる目元のシワ 特徴と原因
■ちりめんジワ
ちりめんジワは、皮膚の表面、表皮にできる小さく細かいシワです。和服などに使われる「ちりめん」という布に似ているため、そう呼ばれています。
ちりめんジワの原因は主に表皮がうるおい不足になることです。
目元の皮膚はもともと薄く繊細で、乾燥しやすい傾向にあります。さらに皮脂腺も少ないため、水分と油分が逃げてしまいます。
うるおいを失った目元の皮膚は、ハリをなくして縮み、シワができてしまうのです。
ちりめんジワはそのままにしてしまうとどんどん深くなってしまうため、早めのケアが肝心です。
■表情ジワ
笑った時に目尻などにできるシワが、真顔になってもそのまま残ってしまうことはありませんか？ それが表情ジワです。
目尻のほかにも眉間に縦に刻まれるシワなど、表情の癖によって少しずつ深く刻まれてしまうのが表情ジワの特徴です。
顔の皮膚は筋肉によって支えられています。顔の筋肉である表情筋が鍛えられていれば皮膚もきちんと元の状態に戻りますが、表情筋が衰えると皮膚を支えきれず、シワとして残ってしまうのです。
また、皮膚の乾燥によっても表情ジワが元に戻りにくくなることもあるので注意しましょう。
■真皮ジワ
ちりめんジワをケアせずにそのまま放置してしまうと、表皮より更に深い、真皮にまでシワが達して太くくっきりとしたシワになってしまいます。これが真皮ジワの正体です。
真皮ジワは主にコラーゲンの減少や劣化によって発生する特徴があります。コラーゲンは年を重ねるごとに減少する傾向にあり、また紫外線によっても劣化・減少します。
また、表情ジワをそのままにしていても真皮ジワに進行してしまう場合があります。
【種類別】目元のシワ対策法
■ちりめんジワには保湿が必須！
乾燥が大敵のちりめんジワには、丁寧な保湿ケアが必須になります。
化粧水などで角質層にしっかりとうるおいを与え、その上からクリームなどで油分を与えましょう。
一般的なフェイスクリームでも構いませんが、先ほどお話ししたように目元の皮膚は顔の中でも特に乾燥しやすい特徴があります。
できれば目元専用のアイクリームを使うようにしましょう。
■表情ジワには表情筋トレーニングを
表情筋の衰えが主な原因である表情ジワには、トレーニングで表情筋を鍛えることが大切です。
シワができるのがいやだからといって無表情でいては、表情筋は衰える一方。逆効果になってしまいます。
目を大きく見開き、右方向に向かって眼球をゆっくりと3回まわします。
左方向にも同様に行ったらゆっくりと目を閉じ、また大きく見開いて同様に繰り返します。
1日に3～5セットほど行うようにしてくださいね。
■真皮ジワの予防には紫外線対策が効果的
真皮ジワにとって何よりも怖いのが紫外線です。これ以上悪化させないためには、紫外線対策を徹底しましょう。
曇りの日や冬にも日焼け止め下地を使い、帽子などで紫外線を防いでください。
特にダメージが深いのが真皮ジワです。
スキンケアの際には皮膚の奥から働きかけてリフトアップするような働きのあるアイクリームなどを活用するようにしましょう。
あなたを悩ませるシワはどのシワでしょうか？
原因に合わせたケアで、若々しくハリのある目元を目指しましょう！