「目尻のたるみ」は小粒目・老け顔の原因に。自分でできる対策法は？
「年を重ねるごとに、目尻がたるんで下がってきてしまった……」と悩んではいませんか？
目尻が下がると顔の雰囲気は優しい印象になりますが、目が小さく見えたり、老けて見えたりと、若々しさを気にする方にとってはデメリットになります。
目尻のたるみはどのような原因で生まれるのか、対策方法と一緒にチェックしてみましょう。
目尻にたるみが生じる原因とは
加齢による皮膚の衰え
目尻がたるむ一番の原因は、加齢による皮膚の衰えです。
年齢を重ねると、肌の弾力を保っているコラーゲンやエラスチンなどの成分が徐々に作られにくくなります。
その結果、肌全体にハリがなくなり、目尻もたるみやすくなってしまうのです。
目の周りの筋肉の衰え
目の周りには、眼輪筋（がんりんきん）という筋肉が目を囲うように張り巡らされています。
実はこの筋肉の衰えも、目尻のたるみの原因になります。皮膚を支えている筋肉が衰えることで、たるみを引き起こしてしまうのです。
特にパソコンやスマホを長時間見る方は、要注意。自然とまばたきの回数が減り、眼輪筋が衰えやすくなります。
目元や頭皮の血行不良
意外なことに、血行不良もたるみの原因になります。
血液の循環が悪くなると肌に栄養が行き届かず、ハリが失われてしまうのです。
また、血行不良によって老廃物の排出が遅れることも、たるみに深く関係しています。
水分などの老廃物が溜まってむくみが生じると、その重みで肌が伸びてしまうのです。
目尻のハリを保つ対策方法は？
目元用クリームで保湿をする
目尻のたるみの予防には、目元用クリームが効果的です。
レチノール誘導体やアスタキサンチンなど、美容成分が凝縮されたアイクリームを使うことで、肌にハリを与える効果が期待できます。
アイクリームを塗る際は、薬指でポンポンと優しくなじませると効果的です。軽くプッシュしながら塗ることで、血行も促すことができますよ。
最後はたるみを引き上げるように、目頭→目尻→こめかみまでしっかりなじませることがポイントです。
ピンとしたハリを記憶させましょう。目元の皮膚はとてもデリケートですから、こすらずに優しく丁寧に行ってくださいね。
眼輪筋を鍛える
眼輪筋を以下のようなトレーニングで鍛えると、目元のたるみ予防につながります。
筋肉はいくつになっても鍛えられますから、諦めずに取り入れてみましょう。ただし、無理のない範囲で行ってくださいね。
① 目をギュッと閉じて5秒キープする
② 目をパッと開けて5秒キープする
③ まぶしい目つきをして5秒キープする
※おでこに力を入れず、目の周りの筋肉だけを動かすようにしましょう。
④ 以上のトレーニングを、1日3～5回ほど行う
頭皮マッサージをする
目尻と頭皮は隣り合わせにつながっていますから、頭皮マッサージもたるみ対策に効果的です。
指の腹を頭皮に当てて、優しく持ち上げるように揉みほぐしていきましょう。
おでこ→頭頂部→後頭部→うなじに向かって行うことで、老廃物の排出も促すことができます。
「頭皮を持ち上げると、目尻も上がって顔が若々しく見える」という方は、たるみが進行していると考えられます。
今からでも遅くありませんから、上記のような対策ケアを続けて、ピンッとハリのある目元を取り戻しましょう。